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- 2021.09.27
オリーブオイルとスクアレンについて
毎日のスキンケアでお肌にスクワランを補ってあげましょうとよく耳にしますね。毎日のお肌に必要な成分ならば、毎日の食事にも摂取できれば体の内と外から補えて、より美しく健康になれるのでは?と思いませんか?
スクワランなるもの、その元々の成分はスクアレン(=スクワレン)という物質です。
スクアレンって?
スクアレンは、すべての植物や動物によって生成される炭化水素脂質です。 人間の場合、コレステロールやステロイドホルモンなどのさまざまな化合物が生成すされる前の段階の物質であり、皮膚の皮脂(最大12%)に含まれており、皮膚の健康を保護および維持するのに役立ちます。
様々な研究によって、スクアレンが抗酸化剤として作用し、抗癌および抗炎症特性を持ち、組織の修復を助けると考えられています。 さらに、皮膚の保湿および皮膚軟化剤として、スクワランという成分として化粧品に使用されています。
スクアレンがたくさん含まれているのは『鮫(サメ)』の肝臓…と聞いたことがあるのではないでしょうか?
ではオリーブオイルにはどうなのでしょう。
オリーブオイルにはスクアレンが含まれているのでしょうか?
その答えは、「はい!含まれています。」
エクストラバージンオリーブオイルでは、スクアレンは最大0.7%含まれるとされています。
オリーブオイルの成分を大きく2つのカテゴリーに分けると、鹸化画分と不鹸化画分となります。
これまた難しい化学用語ではありますが、さらっと読み流してください。
けん化画分はオリーブオイルの99%であり、トリグリセリドまたはジグリセリドに遊離または結合された脂肪酸で構成されています。
不けん化画分は、残り1%です。ただし、オリーブオイルのわずか1%であっても、フェノール、フラボノイド、カロテノイド、トコフェロール、ステロール、そしてスクアレンなどのすべての有益な有効成分を含む画分なのです。
そして繰り返しますが、このうちエクストラバージンオリーブオイルでは、スクアレンは最大0.7%になる可能性があります。
とても少ないように思いますが、植物油の中でみるとスクアレンの含有量は最も高い数値になります。
そしてオリーブオイルを毎日消費することにより、私たちの体が必要とする量に適合します。
では弊社のオリーブオイルにはどれくらいのスクアレンが含まれているのか?と質問されるかと思いますが、通常オリーブオイルのスクアレン含有量は測定しません。なぜならこの成分のみの分析は非常に費用がかかる可能性があり、わずかなスクアレンの量を分析するよりも、フェノールの分析を重視しているからです。
大量のスクアレンはサメの肝臓から得られ、栄養補助食品として販売されていますが、日常の食事でスクアレンを摂取したい場合は、オリーブオイルがよい供給源となります。
繰り返しになりますが、オリーブオイルを毎日使用することで、長期的な健康への投資であると私たちは考えています。ちなみに サメを殺す必要もなく、環境に優しいとも言えるでしょうか。。。